ミスターケリーズ
ライブ情報&スケジュール
インターネット予約
料理とドリンクのご紹介
出演アーティスト紹介
店舗のご案内
ミスターケリーズのルーツ
ミスターケリーズCD情報
ミュージック プロダクション
 
ジャズ雑学あれこれ
 
サイドバーのご紹介
 
出演アーティスト紹介

私は、Jazzで大学を辞めました。

木畑晴哉(P)さんとの双頭ユニット「KIBATANA BAND」をはじめ、Mister Kelly’sで毎月最終月曜日に定例のライブを行っている「北野タダオ&グレイビーエイト」などでも活躍しているトランペッター 田中洋一さん。
洋一さんと、トランペットの出会いは、中学生時代。中学・高校と、ずっと吹奏楽部で活躍していたそうだが、Jazzとの出会いは「大学生になってから」というから、決して早くない。
「大学生になっても、懲りずにブラバンに入っていました。関西外大には軽音楽部がなかったのですが、たまたま吹奏楽の先輩にJazz好きの人がいて、CDを聴かせてもらってからですね、のめりこんでいったのは。そのうちに、授業を休むようになり、部室で『チョット真似してみようか』といった感じで始めたのがスタートです。」
しかし、洋一さんの、のめりこみ方は尋常ではない。
「けっきょく、最後は大学を辞めてしまいました。」というからすごい。
中退後は、アメリカのバークリー音楽院に留学するために、新聞配達でお金を貯めながら、独学で練習に励んだそうだ。
「地元の奈良で、アマチュアのオジサン達に『初心者ですけど、セッションしてください』とお願いしてプレイさせてもらったりしていました」。


バークリーに留学した当初は、マイルスの名前すら知らなかった。

留学してからも、Jazzの知識と経験が少ない洋一さんにとって、バークリーでの毎日は「ついていくのが精一杯」だったとか。
「バークリーは、入ってからのほうが難しいんです。日本からの留学生もけっこう多いですが、卒業するまでにどんどん辞めていくし。僕は、入学したころはコードも知らないし、JazzのCDも5枚ぐらいしか聴いたことがないという、まったくのド素人だったので、とにかく大変でした。マイルス・デイビスの名前さえ知らなかったぐらいですから」。
とはいえ、英語留学も兼ねて、という軽い気持ちで留学したので、あまり危機感はなかったという。
「休日も、周りの生徒はみんな練習ばかりしていたのに、僕は観光に出掛けたりしていました。気楽に構えていたんですね。卒業する少し前になって、帰ったらどうしよう、と焦りだしましたが」。
楽天家というか、大らかというか、このころから、大物の片鱗を見せていたようだ。
3年間の留学を終えて、日本に戻り、半年ぐらいたって徐々にプロとして活動を始めた洋一さん。
「バークリーではもちろんJazzの勉強もしましたが、いま東京で活躍している日本人のミュージシャンの方々と知り合えたのも、貴重な経験でした。彼らから学ぶことも大きかったと思います」。


KIBATANA BAND結成は、アマチュア時代からの約束。

Jazzをはじめて数年でプロとして活躍しだした、洋一さん。「関西には、あまりトランペッターがいなかったからかな」と、本人は謙遜するが、プロになった当初から宮本直介(B)さんや、大塚善章(P)さん、惜しくも亡くなられた市川修(P)さんなど、関西の大物ミュージシャンから「ちょくちょくとお声がかかった」というから、その才能、実力は押して知るべしである。
KIBATANA BANDの木畑晴哉さんと知り合ったのは、帰国して間もないアマチュア時代。
「奈良に、趣味が高じてスタジオまで持っているアマチュアの方がいて、そこでセッションしたときに知り合いました。演奏する度に、彼はどんどんうまくなっていくので、いつかいっしょにやろうと約束していたんです。彼が体調を崩して入院し、すぐには実現しなかったのですが、退院後、ようやく約束が果たせたという感じですね」。
このバンドは、革新的なオリジナルを手掛けることでも有名だが、
「僕は王道的なBe Bopが好きなので、最初はあまりオリジナルをやりたいとは思っていなかったのです。木畑くんが、どんどんオリジナルを描いて持ってくるので・・・まさに、彼は進化し続けるピアニストという感じですね。おかげで、今では自分でも作曲するようになりました」。


新たな刺激を求めて、東京や名古屋にも出掛けています。

洋一さんは、関西だけでなく増原巌(B)さんや、河村英樹(Ts)さんが参加しているバンド「What's UP?」のライブで、月に2回は東京で演奏している。また、小濱安浩(Ts)さんがリーダーの名古屋の名うてのビックバンド「C.U.Gジャズオーケストラ」にも定期的に参加。「皆さんレベルが高いので、行く度に冷や汗をかいています」とは、本人の弁だが、積極的に刺激を求めて活動の幅を広げているようだ。
今月は、しばらく休眠していた「KIBATANA BAND」の、約半年振りのライブがMister Kelly’である。充電期間を終えたこのユニットが、どんな音楽を聴かせてくれるか、とても楽しみだ。
「タバコもやめて、お酒も控え、体調を整えています。」と、フィジカルな面にも気を使いながら精力的にライブ活動を続ける田中洋一さん。今後のさらなる活躍に、期待したい。
田中 洋一さん(Tp)

たなか よういち(Tp)


PROFILE


1972年12月31日生まれ。
奈良県奈良市出身。

中学生の時に吹奏楽部に入部し、トランペットに出会う。
94年、関西外国語大学スペイン語学科を中退後、米国ボストンにあるバークリー音楽院に入学。 同校で、ダレン・バレット、ケン・セルベンカ、ジェフ・スタウトの各氏に師事。 97年にはアート・ファーマー賞を受賞し、同年に卒業。
帰国後は関西を中心に演奏活動を行っている。
また2002年より、木畑晴哉氏(P)と『KIBATANA BAND』を結成。
最近では作曲も行い、「奥山」や「DB'S STUFF」等の曲は大きな反響を呼んでいる。


ようへい Official Web Site
06年4月24日 ミスターケリーズで
 
 
▲ページトップへ
 
copyrights (c) 2005 All rights Reserved Mister Kelly's