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ポルトガル語独特のニュアンスが、私にはとても心地いい。

今月のクローズアップアーティストは、ボサノヴァシンガーとして、ソロで、そしてさまざまなユニットで活躍する高尾 典江さんに、ブラジル音楽、ボサノヴァの魅力について語ってもらいました。まずは、ボサノヴァに出会ったきっかけから。
「昔はJazzをやっていて、ワンノート・サンバとかイパネマの娘といった有名な曲は英語でJazzシンガーが歌うのを聴いて知っていたのですが、あるとき『これが本物なんだよ』と、ベーシストの方にアントニオ・カルロス・ジョビンのファミリーが演奏しているビデオを見せてもらったんです。それがとても心地よくて、すっかりボサノヴァにはまってしまいました。」
ブラジル音楽の魅力は、ポルトガル語という言葉が持つ独特な響き。
「同じ曲でも、英語とポルトガル語では言葉そのものアクセントがまったく違うので、独特のリズムが生まれるんです。そのなんともいえないニュアンスが大好きになって・・・。」
それまではボーカルだけだった彼女がギターを弾くようになったのもボサノヴァがきっかけ。「どうせブラジル音楽をやるなら」と、ギターも始めたそうです。


ギター1本で演奏しても、バックに流れるリズムを感じとってほしい。

ボサノヴァは、一般的には癒しの音楽というイメージが強く、カフェのBGMで流れるお洒落な音楽、という印象がある。しかし、ただ軽いだけじゃなく、その魅力はとても奥深い。
高尾さんがはまっている、ボサノヴァの魅力とは、どんなところだろう。
「ポルトガル語の鼻母音、つまり鼻に抜けたような発音と、メロディーが織りなす独特の響きがいいんです。言葉では、なかなか説明しにくいのですが。アントニオ・カルロス・ジョビンとエリス・レジーナの『三月の雨』という曲をいっぺん聴いてみてください。」
それから、ラテン音楽の要であるリズムも大きな魅力だ。
「ブラジルにスルドという楽器があるんですが、本当に大地の底から湧きあがってくるようなズズーンという2ビートがいいんです。ボサノヴァって、たとえ、ギター1本で演奏していたとしても、その音楽の中にいろんなパーカッションのリズムやフルートのようなメロディーが聴こえてきたりする。そんなところを感じとってほしいですね。」
聴こえるはずのないリズムやメロディーが聴こえてくる。それがブラジル音楽の素晴らしさだと、高尾さんは熱く語ってくれました。


ブラジルではボサノヴァはナツメロ。ヨーロッパではクラブで流行ってます。

ブラジルに1ヶ月半ぐらい滞在したことがある高尾さんに、本場の音楽事情を聞いてみました。
「ブラジルでは、もともと根付いているのがサンバですが、いまは、アメリカの影響が強く、ロックなどとのミクスチャーが主流です。ボサノヴァは、向こうではいわばナツメロって感じですね。逆にヨーロッパではクラブでは、打ち込みや新しいリズムと組み合わせたカタチで、すごく流行っているのですが。」
日本でもミクスチャー的な感じで、クラブなどでボサノヴァをDJがよくかけるので、Jazzファンよりも、むしろもっと若い世代のほうが、ボサノヴァに親しんでいるのかも知れません。



方向性の違う3つのユニット。

高尾さんがMister Kelly'sに出演するとき、タイプの違う3つのユニットがある。それぞれの違いを尋ねてみた。
「『電色Bossa』は、字の通り電気ボサノヴァ、つまりエレクトリックなボサノヴァをやるユニットです。ブラジルに、最先端の新しいブラジル音楽をあらわすMPB(ミュージカ・ポピュラー・ブラジレール)という言葉があって、ロックとかレゲエとかパンクといった音楽の要素が混じった新しい音楽が盛んなのですが、そんな感じです。『Norie Takao bossa acustico』は、まさにアコースチックに、ボサノヴァのスタンダードや、もっともっと古い曲を演奏するユニット。メンバーには同じ人もいるのですが、この2つのユニットでは、同じ曲でも、まったく違うアレンジでやってます。『SONHO(ソニョ)』は、ポルトガル語で『夢』という意味。このユニットでは、私のオリジナルを中心に演奏しています。」
高尾さんの魅力をすべて理解するには、最低でも3回ライブに通わないとわからないというわけです。



へんに飾らないで、自分に正直にうたうことが信条です。

高尾さんが音楽をやる上でもっとも大切にしていることは「自分に正直に歌うこと」だそうだ。
「ブラジル音楽に限らず、どんな曲を歌うにしても、自分に正直に歌うことを心がけています。へんにうまく歌おう、といった欲が出ると、歌詞がお客さんに伝わらない。歌詞が伝えられなければ歌手といてはダメですから。」
飾らず、素直な気持ちで歌うことが、音楽の本質を伝えるもっともいい方法なのかも知れません。
残念ながら、大阪にはJazzのライブハウスはあっても、ブラジル音楽専門のライブハウスはありません。ボサノヴァを生で体験できる高尾 典江さんのMister Kelly'sライブ。ぜひ1度出かけてみてください。そしてそのニュアンスとリズムを感じとってください

高尾 典江さん(Vo,G)

たかお のりえ(ボーカル、ギター)


PROFILE


10月18日 兵庫県生まれ てんびん座 A型
独学にてJazzを学び、1992年より関西のライブハウス等でセッション等に参加。

1996年ブラジル音楽に魅かれ、初めてギターを手にし1997年ブラジル5都市を遊学訪問。

1998年、ボサノヴァを中心にブラジル音楽のバンド「LUA」を結成し、ポルトガル語、日本語でのオリジナル曲を作詞、作曲。

現在はボサノヴァを中心にブラジル音楽を演奏。
ブラジリアンテイストのオリジナル曲を作成し、ギター弾き語りのソロ活動を初め、様々なバンドスタイルでもヴォーカリストとしてライブやイベントに出演し活躍中。



SONHO
高尾典江(G,Vo)中島徹(P)

Norie Takao bossa acustico
高尾典江(G,Vo)
中島徹(P)荒玉哲郎(B)竹田達彦(D)

Denshoku Bossa(電色Bossa)
高尾典江(G,Vo)
カオリーニョ藤原(G,Vo)荒玉哲郎(B)
竹田達彦(D)

Norie Takao homepage
http://www.k3.dion.ne.jp/~nons2004/
06年1月26日 ミスターケリーズで
 
 
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